ダウンクリーニングのよくある失敗例にはどんなものがあるの?その原因と解決法とは!?

ダウンをクリーニングに出して仕上がったものを取りに行ったら、ダウンがぺたんこに!ということありませんか?

 

ダウンはプロのクリーニング屋さんでも洗うのが難しい素材なのですね。普通の洋服のように洗って乾かす、というわけにはいかないのです。

 

今回は、ダウンをクリーニングに出したらこんなことがあった、”ダウンクリーニングあるある”をみてみましょう。もちろん、その原因と解決方法もご紹介します。

ダウンのボリュームがなくなってぺたんこ!

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ネットなどで「ダウンクリーニングの失敗例」でダントツに多いのが、こちらでしょう。

 

クリーニングにダウンを出したら、ボリュームがなくなってぺたんこに、ふっくらしたダウンが半分以下の厚みになって戻ってきた、というのです。

 

・原因は?

これは乾燥方法の間違いが原因です。

 

ダウンを水で洗ったときに中の羽毛も当然濡れるのですが、これをきちんと乾燥させてあげないといけないのですが、しっかりと乾燥時間を取っていない、仕上げの工程でダウンのボリュームを復活させる作業を行っていないことによります。

 

・解決法とは?

正しい方法でダウンを乾燥させることが必要です。

 

まずダウンをしっかりと乾燥させて羽毛を開く必要があります。しっかり乾燥させないと、中の羽毛が湿ったままですから当然ボリュームが出ませんし、羽毛の臭いがすることがあります。

 

その後タンブラー乾燥にかけることで、ダウンがふんわりと仕上がります。


ダウンの縫い目にシミができている!

ダウンは細かいキルティングがされています。ダウンをクリーニングに出した後に、その縫い目にそって濡れたような感じのシミができてしまうことがありますが、これを「際つき(きわつき)」といいます。

 

特に色が明るめのダウンは「際つき」がしっかりと見えてしまいますので、こうなってしまっては困りますよね。

 

・原因は?

ダウンは中に羽毛が入っていますから隙間から羽毛が出てしまわないようにするため、生地の密度が高くなっています。

 

また、ダウンによっては羽毛の飛び出しを防ぐために生地の表面にコーティングしてあるダウンもあります。そのために、ダウンの生地は脱水、乾燥しにくいという特性があります。

 

ダウンを乾燥させるときに中の羽毛が渇いてきたときに水分が蒸発してきますが、ダウンの生地から水分が逃げることができず、縫い目が羽毛の水分の逃げ道となってしまうのです。

 

そのため、縫い目に残った成分が「際つき」としてダウンの生地にシミのように残ってしまうのです。

 

・解決法とは?

ダウンを乾燥させるときに気をつけることで、「際つき」になることを避けることができます。

 

ダウンをある程度乾燥させた後、タンブラー乾燥させることで中の羽毛もしっかりと乾燥させることができ、「際つき」を防ぐことができます。

 

しかし、ダウンのタグには「タンブラー乾燥はお避け下さい」と書かれていることがあります。

 

これは、ダウンへのダメージを避けるため、というよりは、付属品の破損を防ぐため、という事が多いようです。

 

タンブラー乾燥できるダウンの生地の性質、付属品の見極めは、ダウンの扱いに慣れたプロのクリーニングで聞いてみるのがいいでしょう。

ダウンの羽毛が団子状になってしまった!

こちらもインターネットのダウンクリーニングに関する質問で、見かけることがあります。クリーニングから戻ってきたダウンを触ったら、中で羽毛が団子のようになって固まってしまっているのです。

 

・原因は?

これには2つの原因が考えられます。

 

クリーニング店がダウンをドライクリーニングで洗ってしまったとき、ドライクリーニングに使う油性のドライクリーニング溶液が羽毛についている油分を溶かしてしまい、羽毛の弾力がなくなってしまうのです。

 

その結果水分を吸いやすくなりますので、ダウンの羽毛が団子状になってしまうことがあります。そのため、スイスのダウンウエア研究所の専門家はダウンには水洗いを推奨しています。

 

もう一つはダウンクリーニングの大事な工程、ほぐし作業がしっかりと行われていないことがあります。中の羽毛が完全に乾いていないために、中で固まってしまっているのです。

 

・解決法は?

どちらの場合も再度羽毛をしっかりと乾燥させ羽毛をほぐしていくことで、団子になった羽毛は解消されます。

 

しかし、ドライクリーニングで羽毛の油分が溶けてしまったなら、残念ですがこれを元に戻すことはできません。保温効果、ボリュームが失われてしまうのです。

 

ダウンのふんわりとした風合いを守るため、ダウンをクリーニングに出す前に受付で水洗いをするのかどうかきちんと確認しましょう。

まとめ

ダウンクリーニングで多いトラブルには、ダウンがぺたんこになった、ダウンの縫い目にシミができている、羽毛が団子状になった、というものがあります。

 

ダウンクリーニングのトラブルは、ダウンをドライクリーニングしてしまった、もしくは乾燥させるときの方法にあるようです。

 

ダウンクリーニングは水洗いが推奨されています。ダウンをクリーニング店に出す前に、これを確認しましょう。